上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
LINKED l このエントリーを含むはてなブックマーク

--.--.-- -- l スポンサー広告 l top ▲
どこでもそうなんやろうと思うけど、Al-Jazeerz English(AJE)は、フリーランス・ジャーナリストからの投稿を積極的に奨励してる(ここから)。BBCやCNNと比べると人数が少ないし、ほんまの意味で'世界中(across glob)'からの報道をしようと思ったら、必要な面もあるとは思う。事が起こってから送られてくるジャーナリストよりも、その場に居る目撃者の撮るものの方が、迫力はあるし。

そういうのは、解るんやけど…。

International Federation of Journalists(IFJ)が去年の4月に出したレポートでも出てるけど、最近のメディア企業がフリーランスや短期契約のジャーナリストを選びがちなことの弊害に、ジャーナリズムの質が下がってきてるっていうのがある。特に、調査報道や、調査・報道活動がしにくい紛争地域とかからの報道の質が下がってきてる、と。

自分が調べたいことや世に出したいことに対する意識はあっても、その前に生活費を稼がなあかんから、ほんまにやりたいことができひんようになってしまったり。

権力側や大企業から訴えられたときに、護ってくれる団体に属してないから、費用も自分もちで時間も取られる。結局、そういう局面に陥ることがないように、当たり障りのないことしか報道できひんようになったり。

フリーとか短期でやってる人は、契約を切られたら終わりやから、契約先の顔色を窺うようなことしか出来ひんようになるし、そういうのを見てる正規社員のジャーナリストも、一旦取れた就職をダメにしたくないからって、上司・幹部の方ばっかり見て、何を報道しなあかんか(と本人が思ってるか)、が置き去りになったりする。

表立っての検閲がそんなにきつくない日本のメディアでも、周囲を見れば、見せしめ的にやりあげられてるジャーナリストが居るし。そんなん見せられたらあかんわ、って、権力や広告主っていう今迄に言われてきた所謂'検閲'とは別に、ジャーナリスト個々人が無意識にしてしまう'自検閲'が多くなってると思う。実際、こういった閉塞感から、ジャーナリスト個人の質が下がってるっていう話は聞く。

最低でも、ジャーナリストとしての生活が保障されてなできひんことってあんのに。フリーランスや短期契約のジャーナリストが増えるっていうのは、うちらが受ける報道の質が変わることも意味してるから、ほんまに怖い。

で、AJEがそれを前面に出すっていうのは、何なんやろう?
そんなにいっぱいのジャーナリストを雇うお金がないって言われてしまいそうやけど、わざわざ大金積んで呼んできてる人もいっぱいいるしね…?

参考資料:

Al Jazeera International Commissioning
http://www.ajicommissioning.net/public/home.aspx

Joyce, Colin, 19th September 2007, '東京特派員の告白(Confessions of a Tokyo Correspondent)', Newsweek Japan 22(35), Japan: Newsweek, Inc., p40-45. (Availbale from /~\Fujisan.co.jp)

Reeve-Crook, Antony, 13th November 2006, Frost settles on Al Jazeera English flagship, UK: C21Media.net. (Available at http://www.c21media.net/news/detail.asp?article=33191&area=1. Last accessed on 31st October 2007.)

Walters, Emma, Warren, Christopher and Dobbie, Mike, April 2006, The Changing Nature of Work: A global survey and case study of atypical work in the media industry, Switzerland: International Federation of Journalists. (Available at http://www.ifj.org/pdfs/ILOReport070606.pdf. Last accessed on 31st October 2007.)

YUKI
スポンサーサイト
LINKED l このエントリーを含むはてなブックマーク

2007.10.31 Wed l Al-Jazeera English l COM(0) TB(0) l top ▲

学問・文化・芸術 l 研究者の生活 l  見聞録 l このエントリーを含むはてなブックマーク

学部のセミナー:
Religion, terror and the media: Irish political journalism in Victorian London by Dr Anthony McNicholas (University of Westminster)

IRAは、テロリストなのかフリーダム・ファイターなのか?っていうのは、BAの頃からよく出てきた話やし、以前、北アイルランド抗争について調べたときに、元IRA幹部(?)の人に、「あの抗争は、植民地解放運動やった」って言われたのが衝撃やったので、行ってみたセミナーでした。

タイトルに'Victorian London'ってあるから、歴史的な話かな?って思ってたら、まんま、1840年代~1860年代を中心にした、Fenian(Irish Republican Brotherhoodとか)の話でした。

同じカソリックでも、アイルランドのそれとイングランドのそれとの間に排他的な溝があったり、でも、その発想の基が、宗派の別からではなく、出身(国・階級)にあるっていうのは、現在の移民に対するきつい態度と似てる。外国人とか異教徒がっていうのではなくて、貧乏人がいっぱい来る→仕事が奪われる・町の治安が悪くなるetc、っていう、見えへんモノに対する不安・恐怖心から来る。

で、そういうのを利用して、管理強化を謀ってるのが政府や教会で。ってか、イギリス(だけやないけど)の歴史を通して、教会の権力ってすごいんやね。教育とか物流とか、全部、握ってたんやもん。前に聞いたら、イングランドで売春宿ができたときも、そこを管理(経営許可証の発行?)してたのって教会やっていうし。宗教団体って云うよりも、利権団体やわ。

Fenian系の発言・言説が新聞から抹殺されたのも、教会の牧師さんが「あいつら嫌い~」ってなったからで、物流網を握るのは、政治活動よりも簡単に、世論をコントロールできるようになるってことなんやね。似たようなことは、現在にもあるやろうし。怖っっっ。

セミナー自体は1時間強程度やったけど、詳しい話が本になってるそうです。
McNicholas, Anthony, 2007, Politics, Religion and the Press: Irish Journalism in Mid-victorian England, UK: Peter Lang Pub Inc..

自分の論文に'the West vs. non-West'を考える部分があって、それとか、最近の移民問題とかを考えるときとか、無意識のうちに'西=白人'って置きがちやけど、そうやないんよね。(北)アイルランド問題を振り返ったら、それがよ~く解ります。所詮は、搾取するためには搾取される人たちの存在が必要ってだけなんやわ。色も国も宗教も、全部関係あらへんし。

YUKI
LINKED l このエントリーを含むはてなブックマーク

2007.10.31 Wed l  見聞録 l COM(0) TB(0) l top ▲

グルメ l 美味しかった♪ l  英国生活 l このエントリーを含むはてなブックマーク

友達とランチをするのに、久しぶりにケバブ・レストランへ行くことにしました。
レストランの方が座ってゆっくりできるし、野菜とか色々出してくれるので、持ち帰りよりも好き。
ナンを焼く石釜があるっていうので、地下鉄Manor House駅近くまで行って来ました。

メニューを見たら、前に行ったことのあるケバブ・レストランとは、ちょっとちゃう感じ。「あれ?」って思って色々質問してたら、サーヴをしてくれてたお姉さんが、「わかった。うちにまかせなさい。美味しいの、いっぱい持ってきたげるから!」って言うので、お任せにしました。

・ケバブ盛り合わせ
・チキンのハーブとクリーム煮込み&ご飯
・煮込み豆
・サラダ
・野菜スティックのサラダ付
・でっかいナンが2枚
・ヨーグルト・ソース

お姉さん、出しすぎです。
2人で行ったのに4人前分ぐらいあった。
でも、めっちゃ美味かった。
「あれ?」って思った理由は、そこがクルドのケバブ・レストランやったからでした。

こういうお店に行ったら、野菜とかお肉に、よく赤いものがかかってて、前から気になってました。ほんま、'ゆかり'みたいなんで、それとアップル・ビネガーだけとかでめっちゃ美味しいのが不思議。
「これ何?どこで買えんの?」と訊くうちに、お姉さん、わざわざ厨房から、持ち帰り用の箱に入れた'それ'を持ってきてくれました。めっちゃやさしい!

他のクルド人の知り合いもそうやけど、彼らは、ほんま、'Give & Give'なんやね。。。

YUKI
LINKED l このエントリーを含むはてなブックマーク

2007.10.27 Sat l  英国生活 l COM(0) TB(0) l top ▲

学問・文化・芸術 l 研究者の生活 l  見聞録 l このエントリーを含むはてなブックマーク

学部のセミナー:
GLOBAL NEWS TV NETWORKS IN EUROPE: A POST-NATIONAL PERSPECTIVE by Jean K. Chalaby (City University)

Chalabyは、'メディアの国際化'を3段階に分けて説明する人。InternationalizationとGlobalization、そして、Transnationalization (2005:28-32)。それらが、経済・技術の発展と共に変ってきた、と。分かりやすい説明でいいんやけど、この人は、こういう風な分け方が好きな人なんかも。今日の国際放送局のタイプ分けも、3段階やったわ。

タイプ分けにはいくつかカテゴリーの決め方があって、そのうちの1つが、報道内容での分け方。Chalabyは、商業的なセンセーショナリズム(映像の使い方)になりがちなとこ(SkyとかEuroとか)とそうでないとこ、速報性に重きを置くか、分析に力を入れる(Al-Jazeera EnglishやFrance24など)かなど、そういうわけ方をしてた。

で、その延長に、所謂'西側ジャーナリズム'はあるのかって話になった。(Chalaby曰く'アングロ-アメリカン・ジャーナリズム'。これは、彼が、ジャーナリズムの始まりを19世紀初頭のアメリカに置いてるからかも (1998)。)

ポイントの1つに国家からの独立性がある。これが1個の基準になるのはわかるんやけど、なんとなく、Chalaby以外も含めた全体として、'西側=報道の自由が確立されてる、それ以外=政府による検閲があり、内容は国家のプロパガンダ'って決めうちで話が始まる感じで、違和感がある。法律上報道の自由がある西側諸国でも、無自覚な自己検閲がめっちゃあるやんか~!

France24、Russia Today、CCTV9(中国)、Press TV(イラン)。
この辺の放送局には、それぞれ全部に一定の'国家プロパガンダ'はあると思う。タイプがちゃうだけで、国家制度の話を持ってきてレベルを論じて、「France24とそれ以外」って括りを作ってしまうんはちゃうよ。きっと。それじゃ、あかんねんて。

こういう話になると、アルジャジーラ・イングリッシュ(AJE)が話の中心になる。みんな興味津々なんやん。

アルジャジーラトカタール政権との関係って、ほんま見え難いんよね。
アルジャジーラは、放送内容に関しての口出しは全くない!って言い切るけど、実際のところはようわからん。だって、それを確認する手段が、ほっとんどないんやもん。

アルジャジーラの報道の中にカタールのことってほとんど出てこうへんねんけど、それが、即、アルジャジーラがカタールに遠慮してるってなるかというとそうじゃないんよね。カタールっていう国自体が国際的な規模でなんかに関わってるってことが少ないから、報道するほどのものがないって言われると、それまでやし。ほんで、こっちにそういう情報があるわけでもないし。。。

アルジャジーラがカタール政権を批判できひんって言う人には、カタールがアラブの国やからっていう思い込みがあるんやと思う。反論されても証拠を出せてへんし。で、アルジャジーラの立ち上げスタッフのほとんどがBBCで働いてた、または、トレーニングを受けてたってことを考えると、アルジャジーラのジャーナリズムは、BBC的、つまり、西側的なものなのか?って話が出た。うん、そうとも言う。でも、ちゃうと思う。どこって言われても指せへんけど。



今日のセミナーは、なぜかMAの生徒もいっぱい来てて、めっちゃ混んでた。なんでやろ?

参考:

Chalaby, JEAN K., 1998, The Invention of Journalism, Basingstoke: Macmillan Press.

Chalaby, JEAN K., 2005, "From Internationalization to Transnationalization", Global Media and Communication 1(1), USA: Sage, p28-32. (Available from http://gmc.sagepub.com/content/vol1/issue1/. Last accessed on 10 Oct. 2007.)

YUKI
LINKED l このエントリーを含むはてなブックマーク

2007.10.10 Wed l  見聞録 l COM(0) TB(0) l top ▲
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。