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学部のセミナー:
Religion, terror and the media: Irish political journalism in Victorian London by Dr Anthony McNicholas (University of Westminster)

IRAは、テロリストなのかフリーダム・ファイターなのか?っていうのは、BAの頃からよく出てきた話やし、以前、北アイルランド抗争について調べたときに、元IRA幹部(?)の人に、「あの抗争は、植民地解放運動やった」って言われたのが衝撃やったので、行ってみたセミナーでした。

タイトルに'Victorian London'ってあるから、歴史的な話かな?って思ってたら、まんま、1840年代~1860年代を中心にした、Fenian(Irish Republican Brotherhoodとか)の話でした。

同じカソリックでも、アイルランドのそれとイングランドのそれとの間に排他的な溝があったり、でも、その発想の基が、宗派の別からではなく、出身(国・階級)にあるっていうのは、現在の移民に対するきつい態度と似てる。外国人とか異教徒がっていうのではなくて、貧乏人がいっぱい来る→仕事が奪われる・町の治安が悪くなるetc、っていう、見えへんモノに対する不安・恐怖心から来る。

で、そういうのを利用して、管理強化を謀ってるのが政府や教会で。ってか、イギリス(だけやないけど)の歴史を通して、教会の権力ってすごいんやね。教育とか物流とか、全部、握ってたんやもん。前に聞いたら、イングランドで売春宿ができたときも、そこを管理(経営許可証の発行?)してたのって教会やっていうし。宗教団体って云うよりも、利権団体やわ。

Fenian系の発言・言説が新聞から抹殺されたのも、教会の牧師さんが「あいつら嫌い~」ってなったからで、物流網を握るのは、政治活動よりも簡単に、世論をコントロールできるようになるってことなんやね。似たようなことは、現在にもあるやろうし。怖っっっ。

セミナー自体は1時間強程度やったけど、詳しい話が本になってるそうです。
McNicholas, Anthony, 2007, Politics, Religion and the Press: Irish Journalism in Mid-victorian England, UK: Peter Lang Pub Inc..

自分の論文に'the West vs. non-West'を考える部分があって、それとか、最近の移民問題とかを考えるときとか、無意識のうちに'西=白人'って置きがちやけど、そうやないんよね。(北)アイルランド問題を振り返ったら、それがよ~く解ります。所詮は、搾取するためには搾取される人たちの存在が必要ってだけなんやわ。色も国も宗教も、全部関係あらへんし。

YUKI
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2007.10.31 Wed l  見聞録 l COM(0) TB(0) l top ▲

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